お役立ち情報
重要なお布団の側生地選び
お布団の側生地選びについて
羽毛布団は羽毛の品質だけでなく側生地選びもとても重要です。
質の良い羽毛を使っていても側生地の性質によっては羽毛のかさ高性、通気性、放湿性を十分に生かせないこともあります。
吸湿・放湿性、通気性の良くない側生地を使った布団の場合、就寝中のムレ感などの寝苦しさを感じることもあります。
風合いや肌触りを大きく左右する①折り方と②糸の太さ(番手)③打ち込み本数が重要になります。
良い側生地のメリット
1、ドレープ性が高い
ドレープ性とは布が体にまとわりやすいことを言います。ドレープ性が良い生地は体にフィットし、しっかりと包み込み、布団と体の間に隙間を作らず、布団の中に冷たい空気が入り込むのを防ぐことができます。
2、軽い
細い糸で織られた側生地は普通の糸で織られた側生地よりも軽めに仕上がります。羽毛布団の側生地は高密度に織られるため、普通の布よりも重みを感じる場合があります。
側生地が重いと中の羽毛が潰れてしまい、羽毛本来ののかさ高性や保温力を損なう場合があります。
布団の重さは寝苦しさの原因にもなってしまいますので、なるべく細い糸で織られた軽めの側生地が羽毛布団に適してると言えます。
3、丈夫
お布団は毎日使用し、使用期間もながいので、耐久性に優れた側生地をおすすめしています。
繊維が長い超長綿は、細くて強度の高い糸を作ることができ、羽毛布団の側生地に適した薄くて丈夫な布を作ることができます。
超長綿の側生地は薄くて滑らかで、羽毛の通気性、吸湿・放湿性も損ないません。側生地がしっかり作られていることで、就寝中の汗やアカなどの汚れが羽毛に付着しにくく、羽毛布団の側生地は高密度なのでダニなども侵入しにくいです
4、肌さわり
繊維の長さが長い超長綿は極細の糸を作ることができ、その糸で作った生地の仕上がりはしなやかになります。
糸が細いものほど高級とされている
糸の太さも側生地の風合いを決めるとても重要な要素です。糸の太さのことを「番手」と言い、40番手、60番手、80番手、100番手…などと数字で表記します。
数字が大きくなるほど細い糸を示し、100番手以上の糸になると極細糸と言われます。
細く糸に加工する(紡績)するには、綿花 の中でも高級とされる繊維が長い超長綿を使用しなくては作れません。
また、紡績・生地加工中に糸が切れる等、番手の細い糸ほど加工が難しく品質の良い原料が必要になり、高級品となります。