お役立ち情報
羽毛とは
羽毛には「ダウン」「スモールフェザー」「フェザー」の3種類があります。その中でも羽毛布団の詰め物として使用しているのは「ダウン」「フェザー」になります。
暮らしと寝具では、良質の羽毛を厳選してお布団の詰め物として使用しております。
ダウン
水鳥の胸部に密生している羽毛であり、羽軸がなく、ふわふわとしたタンポポの種子(わた毛)のような形をしており、「ダウンボール」と呼ばれています。
このダウンボールに空気をたっぷりと含むので暖かく、かつ吸湿・放湿性に優れているのが特徴です。このダウンが入っている率(ダウン率)が高いほど上質な羽毛布団とされます。
ダウンボールが大きいものほど、かさ高が高く良いダウンと言われています。
フェザーには2種類あり、水鳥の翼の部分に生えている比較的大きな羽根(6.5cm以上)をフェザー、腹の部分に生えている小さな羽根(6.5cm未満)をスモールフェザーと呼ばれます。
スモールフェザー
水鳥の腹部などに生えている、少しカーブした羽軸をもつ小羽根。羽根自体が柔らかく羽毛布団に使用されています。
微量のスモールフェザーが含まれる事で羽毛布団の弾力性を引き出します。高級羽毛布団であっても5~7%程度はこのスモールフェザーが含まれています。
また、スモールフェザーは通気性が良いため暖かい季節の肌掛け布団によく使われています。
フェザー
水鳥の翼の部分に生えている羽軸をもった羽根になります。硬い羽軸があり、羽枝が少ないためガサツキ感があり羽毛布団には不適と言えます。
すぐれたダウンの特性
水鳥たちは主に寒冷地で育ち、その羽毛には厳しい自然環境を生き抜く機能が備わっています。
ダウンの丸く放射状に出ているやわらかな羽枝には、さらに細かい小羽枝があります。その間に多量の空気を含んで熱が逃げるのを防ぎます。
また、羽毛が吸湿性・放湿性に富むのも、この細かな小羽枝のおかげ。人体から出る汗など、湿気の吸収・発散を繰り返してくれます。
加えて、すばらしい圧縮回復性をもっています。
羽毛布団と羽根布団の違い
羽毛布団とはダウンを50%以上使用しているもののこと、羽根布団は使われているダウンが50%以下のものをいいます。